2011年10月5日水曜日
ファーストフードから薬まで。ドライブスルー
ベーカリー・レストラン・チェーンの大手、パネラブレッドのフランチャイジーが、
フロリダ州オーランドにドライブスルーの用地を取得しています。
Orlando Sentinelの記事によると、
パネラブレッドを展開しているConvelli Florida Properties Inc.,は、
アポッカ・コモンズ・ショッピングセンター近くの1.1エーカーの土地を購入。
そこに4400スクエアフィートのドライブスルーのパネラブレッドを建築予定です。
これ以外にも2箇所をドライブスルー店舗向けにリースしているとのこと。
今後、増やしていく計画のようです。
私がアメリカで見つけて、驚くと同時に笑ってしまったのが
スターバックスのドライブスルーでした。
スターバックスは、その「空間」で他社と差別化していると信じていましたので、
ドライブスルーは冗談としか考えられませんでした。
アメリカにはドライブスルーが多く、
その他にもファーストフードはもちろんのこと、銀行のATM、郵便ポスト、薬局まで
クルマから降りずに用を足すことができます。
アメリカでここまでドライブスルーが発展した背景には、クルマ社会もありますが
ちょっと暗いアメリカの社会事情があります。
最初のドライブスルーは、
有色人種が同じ店で食事をすることを嫌う客への対策として
考案されたそうです。
つまり、人種差別。
人種差別が禁止された現在では、
夜間営業中の店の安全性を保つために活用されています。
深夜営業は、売上が増えるので経営者としては行いたいところですが、
銃社会ですから、深夜営業中に従業員や客が襲われることがあり、
安全と事件の保証コストが上昇し、売上を脅かしてしまいます。
そのため、深夜は客席は閉めてドライブスルーでのみ営業する店があります。
もっとも、日中のドライブスルーは、
せっかちで、めんどくさがり屋で、ながら族が多いアメリカ人には
好まれています。
ますます歩くことが無くなり、肥満が増えている一因ではないかと危惧していますが、
楽ちんな方が大好きな人々には、関係ないことのようです。
そのうちに、ドライブスルーの病院なんていうのが、出てくるのでしょうか。
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