ヒスパニック系人口。
メキシコ、プエルトリコ、キューバなど中南米アメリカのスペイン語圏からアメリカに移住した人々とその子孫たちです。
人種的には、白人、黒人、ネイティブアメリカンが混ざっています。
このグループの人口は急成長しており、
すでに米国人口の16%以上となり、2050年までには30%に達すると見られています。
購買力も上がっており、現在既に年間1兆ドルに達しています。
50年も前は、アフリカ系アメリカ人たちより貧しいと言われていたヒスパニックですが、
経済的にも成功する人々が増えています。
また、家族を大切にするため、一人がアメリカで地盤を築くと家族を呼び寄せるのも
人口急増の一員でしょう。
ロサンゼルスの現市長は、ヒスパニックのビエライゴーサ氏。
飲食業では、ヒスパニック系が居なければビジネスが成り立たないほど、現場の底力となっています。
シカゴの調査会社テクノミック社は、ヒスパニック系外食産業消費トレンドを発表しました。
それによると
- 35%の人々は、ブランドロイヤリティが高く、気に入った店で食事をする傾向がある
- 3/4のヒスパニック系消費者は、月に1度以上総菜を購入し、1/3は最低1週間に1回は購入している。
- 2/3のヒスパニック系消費者は、健康的なメニューがあるのは、フルサービスのレストランと、専門店であると考えている。32%は、健康を考えたメニューを注文している。
南カリフォルニアは特に、メキシコ系の人々が多い地域です。
彼らと日本人の間には、食べ物に多くの共通点があります。
アメリカで飲食業を展開するとき、ハイエンド層にばかり感心が行きがちですが
実は、これらヒスパニック系を取り込むことも、成功の鍵でもあります。
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