2011年7月21日木曜日

まだ伸びるフードトラック

ナショナルレストランニュースから

ここ数年、ロサンゼルスやニューヨークで増加が著しいフードトラックですが
まだ、伸びしろがあるようです。

シカゴの調査会社テクノミック社の調査によると、
フードトラックに精通している人々の91%が、これは一時的な流行ではないと考えているそうです。
フードトラックから購入した経験のない人のほとんどの理由は、
クルマから食料を買うことを躊躇していることにあります。

長期的な成功のためには、非ユーザーを取り込んでいく必要がありますが
非ユーザのうち5人に1人はフードトラックを見たことがないとか、認識していません。
また、認識している人の1/3は、実際に購入に至っていません。

非ユーザーの70%が、車両から食品を購入することに躊躇しており、
これの解決が最大の課題となっています。

ニューヨーク、ロサンゼルスのような沿岸地域、
そしてオースティンなどのハイテク産業の町では、フードトラックの人気は高く
全国で増えてきています。

その中でシカゴは例外で、建物の中のキッチンで事前に準備された食品はクルマで販売することができますが、
トラックで調理して提供することは禁止されています。
この禁止措置を解除する議論が起こっていますが、
市長もこれを支持しており、シカゴでもフードトラックラッシュが起こる可能性があります。

フードトラックは、開店費用および店のランニングコストも抑えられることから
新規参入業者が多くありますが、
既に確立されているチェーンレストラン、シズラー、ゴールドスターチリ、デイリークイーンなども
サンプルとマーケティングのための車両をすでに投入しており、
新しい店舗の形として、定着していく可能性が大です。



フードトラックは、屋台の現代版でしょうか。
キッチンの衛生面とか、無免許営業者がいる、移動店舗のため無責任ではないか、など、
敬遠してきた人も多くありますが
大手も参入して、そのあたりの整備がなされると、安心して購入する人々が増えそうです。

購入者にとっては、価格が安い上に、チップも不要という
特にランチ時には嬉しい選択肢です。


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