2011年12月29日木曜日

業界専門家による2012年トレンド予想


ナショナルレストランニュースの記事によると、業界専門家たちの2012年予想は下記の通り。

ハドソン・レイヒェル(ナショナルレストラン協会 副社長)
2012年は景気の回復は望めないものの、2008年~2010年よりもよりよい環境になるだろう。
成人アメリカ人の5人に2人は、希望通りレストランを利用していないことが判明している。収入が伸びてくれば、消費者が再びレストランに戻ってくるようになる。
食品の卸売価格が8%上昇しており、これが大きなチャレンジとなる。

ナンシー・ルクレーゼ(ルクレーゼ社長)
プレミアミゼーション:手ごろの価格でのアップグレードが期待されている。
カスタマイズ:チポートル・サウスイースト・アジアンキッチンやピザインのパイファイブピザカンパニーのような概念の重要性が増す。
小型化:小さなプレート、スナックの小型化。価格が下がるとともに健康への関心が高まっていることから。

また、最近のマクドナルドのキャンペーンを見ても分かるように、農家や牧場主との繋がりを強調し、新鮮な地元の食材を使っていることがトレンドとなる。
ランチとディナーの間に「ライナー」と呼ぶような従来の食事時間にとらわれない選択肢が増えてくる。

ポニー・レッグス(レストランアナリスト)
ファーストカジュアルが熱い。このカテゴリは前年比6%上昇しており、さらに投資額が増える見込み。マクドナルドのようなクイックサービスブランドがアップグレードのメニューを導入する一方で、カジュアルダイニングがファーストカジュアルに参入してきている。

健康によい食品:カールスジュニアのターキーバーガー、サブウェイのフレッシュフィットのように、より健康的と考えられるメニューが増えている。

ダレン・トリスターノ(テクノミック副社長)
消費者は従来のものに飽きて、ひねりのきいたものを欲する。たとえば、手軽だけどグルメであったり、職人技であったり、薪釜であったりなど。革新的なサンドイッチやラップやピザやパスタなど。

ジョン・バローネ(マーケティビジョン社長)
高級牛肉の価格上昇:南部平野部での干ばつが牛肉の価格を上昇させる。これは2013年まで大幅には改善されない模様。
2011年は燃料高騰による流通コストの上昇があったが、これは2012年も同様の見込み。
穀物価格は下落:前年度比でトウモロコシと小麦の価格は低くなる。


これを読んでいると、小型、低価格、地産地消、健康的、手軽だけど美味しい
こんな流れがあるようです。


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