2011年5月19日木曜日

医者たちの意見広告 マクドナルドに子供向けマーケティング停止を

50以上の医療機関および医者たちによる、フルページの意見広告が全米の新聞に掲載されました。
これは、19日に行われる、マクドナルドの株主総会にぶつけたものです。

「STOP MARKETING JUNK FOOD TO KIDS」
“Through this initiative the public health community is rallying behind a simple message to McDonald's: stop making the next generation sick – retire Ronald and the rest of your junk food marketing to kids.”
と子供向けのマーケティングを停止し、マスコットキャラクターのロナルドに引退するよう意見しています。

このレターは、Chicago Hispanic Health Coalition to the American Academy of Child & Adolescent Psychiatryによって支持されており、また小児科医だけでなく多くの著名人に署名されています。

アメリカでは、糖尿病、心臓病、関節障害が国家規模の問題になっており、その原因が食生活からくる肥満です。
子供の頃からファーストフードに慣れ親しむことにより、これらの発症が低年齢化しています。
そしてこれらにかかる、医療・保険のコストは、社会全体を圧迫しています。

アメリカ国内でマクドナルドは、子供連れが安心して食事に行ける場所であり、
低所得者層も10ドルあれば家族で食事をできる場所でもあります。
一度マクドナルドのハンバーガーやポテトを食べた子供たちは、手作りの料理よりそちらを好むとも言われます。

子供の食事は、親の責任。
食べて良いもの、悪いものは、親が教えるべき。

これは日本では通用しても、親自身に知識がない上にジャンクフードが大好きなアメリカでは、効果を期待できません。

一企業では済まされないほど、大きな社会的影響力を持つマクドナルド。
そのジャイアントに圧力をかけるのは、
「お上」ではなく、国民一人一人の声であるところもアメリカらしいところです。


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