肉の品質は良いのですが、周囲に胡椒と塩をたっぷりまぶしてあり、
周囲を切り落としてじゃないと塩辛すぎました。
アメリカに来ると日本食も、かなり塩味が濃くなります。
人気のSUSHIにも、醤油をどっぷりとつけ(浸し?)、握りは分解してしまうほど。
これは最初に教えた日本人が、醤油を「Dip」すると教えたためだと言う人もいますが、これはまた後日。
LA Timesの記事を読んでいたら、レストランは、塩分をカットし始めているとありました。
ハンバーガーのカールスジュニアでは、すでにバンズの塩分を20%カット。
メキシコ料理のエル・トリートは、ソースとマリネからすでに塩分を30%カット。
タコベルは、メニューの全体から塩分を30%カットしているそうです。
レストランが塩分カットを始めたのは、健康に良くないということもありますが、
すでにトランス脂肪やカロリーについて規制をしてきている連邦政府当局に対し、
先手を打つためというのが本音のようです。
トランス脂肪カットやローカロリーメニューについては
PRのネタとして、各店ではリリースを出したりしていますが
塩分カットについては、沈黙しているとありました。
なぜなら、多くのアメリカ人にとって減塩=味気ない、ということらしいです。
その証明となってしまったのがキャンベルスープ。
減塩スープは、近年の売上減少に貢献したと考えられています。
さて、アメリカのメニューにどのくらい塩分が含まれているかというと
一日の平均摂取量が3400ミリグラム。
推奨されているのが1500~2300ミリグラムです。
日本の場合を調べてみると
健康な成人の場合、
男性1000ミリグラム以下
女性800ミリグラム以下
とありました。
ちなみに、米国マクドナルドのアンガスベーコン&チーズバーガーには
約2000ミリグラムの塩分が含まれているそうです。
肉の保存には塩が必要で、パンにも塩が含まれ、チーズにも塩がありと
アメリカの料理には塩が欠かせません。
高血圧と心臓病が大きな社会問題となっていますが、
アメリカ人が薄塩味に慣れる日は来るのでしょうか・・・・。